随分前から、泣ける映画がはやっていますよね。
ちょっと前までは、韓国映画や韓国ドラマで涙していた人も多いのではないでしょうか。多分にもれず、私もブームにのって、涙しておりました…。
人間の涙には、目の潤いを保つ基礎分泌の涙と、目の乾燥や異物の除去などの刺激性分泌の涙と、喜怒哀楽などの感情ストレスによる情動性分泌の涙があるのだそうですが、
この「情動性分泌の涙」の成分を調べると、ストレス成分が入っているらしいです。例えば、彼氏とけんかして大泣きしたりすると、その後、スッキリしたな~なんて経験ありませんか…。大量にストレス成分を排出して、すっきりした!ってことになるのでしょうね。となると、人前で泣きにくい男性のほうがストレスを貯めやすいかもしれません。(最近は、男性のほうが泣き虫だったりする場合も多いみたいですが…)
つまりこのストレス社会に「泣ける映画」は時代に求められている。と考えてもよさそうですね。
そこで今回は、泣ける映画…ではなく、小説、お芝居、ついでにアニメと漫画をご紹介したいと思います。
※あくまでも個人的に、それぞれのNo.1です!
まずは泣ける小説。
日常的に読書はするほうなのですが、中でも一番泣いたのは重松清さんの「その日のまえに」です。リリーフランキーさんの「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」と同時に購入して読んだのですが、テーマは同じで「家族の死」です。「東京タワー」はノンフィクションであり、リリーさんのお母さんへの愛の誠実さで泣けましたが、「その日のまえに」は夫と子供を残してガンで亡くなって行く女性の話を、夫の視点で描いた小説で、練り上げた構成と積み重ねられた細かい描写が秀逸で、思わず嗚咽してしまうくらいの感情の高ぶりを感じました。普段は考えない(考えたくない)大切な家族の死。自分は「その日のまえ」に何を思うんだろう…。と深く考えさせられます。
次に、泣けるお芝居。
東京セレソンデラックスという劇団のお芝居全般です。
現在(2008年7月末まで)「夕」というお芝居を東京・大阪で公演中です。永井大さんが初舞台を踏んでいますので(いや、ほんと本物はかっこいいですよ。服を着ていても分かる肉体美。感激しました!)お時間がありましたら、まだチケットがあるみたいなので、ご覧になってみてください。
現在公開中の「花より男子ファイナル」の脚本を担当している「サタケミキオ」こと「宅間孝行」さん率いる注目劇団です。TBSで「歌姫」というドラマをやっていましたが、原作はこの劇団のお芝居です。
初めてセレソンに出会ったのは、「流れ星」という、うつみみどりさんが出演された舞台だったのですが、当時は一般人よりテレビや舞台業界人に有名な劇団で、私も舞台関係の仕事をしている人に連れて行ってもらいました。趣味が観劇なので、色々な劇団のお芝居を観てはいたのですが、舞台の完成度、分かりやすさ、シナリオ・役者の素晴らしさに大号泣して、大感動して、大ファンになりました。以来公演中は必ず、2度見るようにしています。
前半は笑いの要素が多数ちりばめられた構成で客席も笑い声が絶えません。そんな愉快な流れの中に細かく計算された複線がちりばめられ、それが最後に一気に重なって、それぞれの「忍ぶ想い」や「健気な想い」が取り返しのつかない状態になって初めて分かる…。それぞれが思いやっているからこその、優しくて切ない結末。
現在公演中の「夕」も席の両サイドが男性でしたが、両方とも涙していました。演劇は分かりにくいと思われる方にも、初めて観るのにもオススメの劇団です。
長くなりましたので、その2に続きます。