学生時代から、相談しやすいのか男女を問わず、恋愛の相談をよく受けていました。相談というと、こちらの意見を求めているかと思われますが、特に女の子の場合は、どうしたいのか気持ちは固まっていて、それに対して後押ししてほしいだけのように思いました。なので、話を聞いて、よほどひどい目にあっていなければ「頑張りな!」と背中を押してあげるのが役目のような気がしていました。
しかし、自分の恋愛にはよく振り回されてしまうことが多いわけで…。
人のことは客観的に見えても、自分のこととなるとなかなか見えないものです。特に、お別れを告げられる場合というのは、相手の心変わりによるものが多いのではないでしょうか。がむしゃらに戻ってきてほしいという態度をとっても、疎ましがられるのがオチ。分かっていても、やらなければ気がすまず、悪態をついたり、時には過去の出来事をぶり返して口撃をしたり…。ちょっと冷静になると、「悪いことしちゃったな」と自分を責めるんだけど、また相手を前にすると、悶々を怒りがこみ上げ同じことをしてしまったり…
長い時間がすぎ思い出となった後も、
勝ち目のない無駄な戦いの舞台に上がってしまったことを「恥ずかしいことをしてしまった…」と、消したい思い出にこれまた自己嫌悪…そんな経験がある人も多いのではないかと思います。
こっぴどい失恋した場合、そんな負の連鎖を断ち切るためにも、早く相手を忘れるためにも、「接点を持たないこと」。これしかないと思います。
メールや電話、もちろん、会うのもやめたほうがいいと思います。感情をぶり返さないように「覚悟を決めて、接点を絶つ」。相手の存在に触れる時間がなければ、感情は自然に納まってくるものだと思います。心理学的にも、通常片思いはむなしくて長くは続けられないのだそうです。人は寂しがりやですから。(職場恋愛だと接点を切るのが難しいんですよね…だから女性は職場恋愛のリスクを感じる人が多いみたいですね。)
人間の地獄というのは、「辛い状態から気持ちをそらせないこと」だと思います。だから、地獄にはまってしまう前に、気持ちをそらす努力を積極的に行うことです。漫画の読みすぎはよくないと思っても、漫画があったら読んでしまいます。なので、漫画を捨ててしまう…そういった環境を変える努力を自分からする覚悟が必要だと思います。
あとは、長い時間一人にならないことも大切かと思います。
ヒーリングのセミナーに行ったときに、グループカウンセリング(初対面で何のしがらみもない人たちとグループになり、互いの悩みごとを話し合いながら、講師の助言を聞くというカウンセリング)で失恋をきっかけに人生がボロボロになってしまった、ずっと相手の男を許せない感情にとらわれている…という相談をしている女性がいました。詳しくは書きませんが、男性からひどい裏切りを受けて、同性の私からすると「これはかなり気の毒だな」と思いました。なんて言葉をかけていいのか分からずにいると、グループの男性が「なんでそんな男に固執しているのか分からない。他にも男はたくさんいるし、世の中の男がみんなそんなものだと思って先に進めないのだったら、他の男に失礼だよ。」と言いました。多分、その女性は、友達からも同情的な慰めしか受けていなかったと思うのですが、「そんな風に考えたことなかった…」と、何か憑き物が落ちたような顔をしたのが印象的でした。しがらみがない人間関係なので、男性も言いたいことを率直に言えたし、それが一見冷たい意見のように思われたけれど、彼女の固く閉ざした心の壁にヒビが入った瞬間を見た気がしました。
そして、凝り固まった考えを砕いてくれるのは他者しかいないんだな…と。
だから、出来たら引きこもらないほうがいいと思います。一人になりたいと思う気持ちも分かるのですが、それが何日も続けて引きこもってしまうと、自分の考えばかりが堂々巡りしてしまって、気持ちをそらすことが出来ず、結果、それが地獄状態になってしまいます。人は同じストレスに弱いため、そこから精神を病んだり、肉体的な病気を併発してしまったりして、より復活を遅らせてしまうことになります。
あとは、月並みですが「時間は薬」だと思います。自分が変わりたくなくても、よくも悪くも時の流れによる変化は強制的にやってきますから。
特に女性の場合は、吹っ切れたら早いです。吹っ切った暁には、一回りランクアップした自分にめぐりあえるはず!