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スピリチュアルを受け入れるとき

ちょっと前に話題になった、「夢をかなえるゾウ」。
分厚い本ですが、あっという間に読みました。とっても面白いです。夢をなくしたサラリーマンになぜか関西弁のインドゾウ神様ガネーシャが、さまざまな自己啓発をしてくれるという本です。自己啓発書というと、読むと「自分にも出来るんじゃないか」と夢を見ても実際は実行できなかったり、読んでいるうちに「なんでこんなに上から目線なんだ」とイライラしたり…私は嫌いじゃないのですが、友達は犬猿してする人が多いのです。この本は、そのあたりをうまいこと解消してあって、さらに、 たくさんの自己啓発書のいいところを引用して構成してあるので、これを1冊買えばたくさんの人生を楽しむ、成功ノウハウを得ることが出来ます。

最終的に、この本でも精神世界の話になってきます。もちろん、トイレ掃除やお参りの話も書いてあるし、最終的には「愛」を説いています。やはり、愛は地球も人類も救うんですね。興味深かったのが、人が劇的に変わるときについて説いています。ひとつは「人に才能を認められる」。と書かれています。自分を評価してくれる権力者の目に止まるように、自分の才能を他人に判断してもらう場所に身をおいて、アピールする…。つまり興味のあるものに「応募」してみること。と書いてあります。

そして、もうひとつが「不幸」です。
悩んだり、苦しんだり、死んでしまおうかな…と思うくらいのでっかい不幸…。そういうとき、やっと人は今までの生き方を変える。と説かれています。

人は、普通に暮らしているときは根本的な疑問に関心を持たずにすごしています。神や魂の存在も、自分はどこから来たのかも、そしてどこに帰るのかも、考えることなく過ごします。 しかし、大きな借金を背負ったり、不治の病にかかったり、大切な人と思わぬ形で死別したり…といった大きな問題や不幸に見舞われたとき、人はたいてい途方にくれてしまいます。自分の今までの生き方や考え方の中に答えが見つけられなくなります。特に日本の場合、宗教に対する関心が薄いので、心のよりどころが見つからなくなってしまうのですね。
「なんで自分はこんな目にあうのだ」「なんで彼は死んでしまったのか」「自分は今後どうやって生きていけばいいのか…」など、生きている上で根本的な問題に直面するのは、こういった大きな不幸、自分の力ではどうしようもない出来事がふりかかったの時が多いです。スピリチュアルの知識は、いつでも人々のそばにあり、望んだ時にふっと訪れるものだと思います。その知識は、それらを合理的に説明してくれるものですが、強制されるものではありません。受け入れるべきときがきた人だけが、自分の理性のもとに受け入れればいいわけです。

最初からこの知識にたどり着けば、心の安泰を得ることが出来ますが…やっかいなのがあやしい新興宗教にひっかかって、大金を巻き上げられてしまうことです。これらの宗教の経典は、スピリチュアルを都合よく改良して盛り込んでいる場合が多いのだそう…。なので、疲弊した精神には、一見心地よいものだったり、救いを感じてしまうことがあるのだそうです。

人は心のよりどころをなくしてしまうと、心が破綻してしまいます。そんな藁にもすがりたい気持ちを利用する人もいますので、気をつけないといけないですね。

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